こんばんは。夢千代です。
明日は、3.11から二年。
横須賀という場所は、被災地から、距離的には離れているものの、
それでも、長い、月日だったな、と、そう思います。
日本人にとって、決して忘れられない日を控えた今日、横須賀ダイエーショッパーズプラザにおいて、「今ホンステージ」という催しものを観てきました。
『いまホン!Second』
~フクシマ復興支援フォーラム&観光と物産展~私が到着したのは、プログラムも終わりに近づいた頃。
○場所. 2Fセンタープラザステージ
○13時から17時
クラシックピアニストの小泉耕平さんと、またシンガーソングライターであり、横須賀のFM放送のパーソナリティでいらっしゃいます鈴木初音さんのコラボライブがありました。
お二人は、初めての共演ということで、どんなコンサートになるのだろうと楽しみにしておりました。
小泉さんは、大きなホールで大勢のお客様を前にして、リサイタルをされる方ですから、デパートの中での演奏というものに、抵抗はないのかなと思いましたが、10代のころのバンド経験など意外なお話しをお聞きして、驚いたのですが、いざその演奏が始まると、一気に周囲の空気が変わるのがわかったんですね。
周囲は、カートを回収するカラカラという音や、家族連れでにぎわう子供たちの声や、店員の方たちの呼び声や、各テナントに流れる音楽などで、雑然としていましたが、ちょうど、そうですね、このステージの周囲がいちばん上の多角錐に向かって煙突のように広がっていて、彼のピアノが響き渡るちょうどその位置にだけ、僕にはお花が舞い上がったように見えたのですね。
彼は、ラフマニノフの曲を一曲弾き、そして鈴木初音さんの歌うポップスの歌の伴奏も何曲か行いましたが、明らかに!普通の伴奏者のピアノとタッチが違いました。あれは、ほんとうに驚きました。とてもいい体験をしました。…恐れいりました<(_ _)>
鈴木初音さんは、ご自身で作詞作曲された歌を、何曲か披露してくださったのですが、何度も被災地を往復して、支援物質を運んだり、またご自身のライブを当地で行ったりしたお話しを聞いて、すごいなぁと思いました。
そのお話の中には、同じように救済活動をする人たちのことを、売名行為だとか、そういう見方しかできない方がいたこと、また実際そのように言われたこともあると言って、驚きました。
実際に、当地で歌われた、過去にも何度かお聴きしたことがあった曲、はじめての曲ありましたが、歌の持つ力ってすごいなと思いました。
最後に「ありがとう」という曲を歌っていただいたのですが、言霊の持つ力って重ねてすごいなと思いました。
初音さんは「有名なアーティストならば、一度にたくさんの人たち、たくさんのお金を動かす力があると思います。私にできることはそれに比べて、ほんの小さなこと。でも、それでも、私にできることはいつも何かを考えて、思ったらそれを実行していきたい。それで、ほんの少しでもいい。困っていた人の笑顔を見ることが出来たら、それでいい」そんなことをおっしゃっていましたね。
僕は、このプログラムの最後に出演されたお二人のライブを聴いて、なんだかとても感化されてしまいました。
(いま自分はいったい何をやっているんだろう)という危惧感です。
あ、いま3月11日になりました。
この1日が、皆さんにとって平和で安全で、幸福な1日でありますように。
そして、亡くなられた方も、いま生きている人たちも、やさしい気持ちで過ごせますように。
夢千代
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