2012年5月15日火曜日

奇跡を望むなら


今まで知らなかったのですが、友人の美容室でかかっていた曲が、なんだかとても素敵で。
その時、私の髪を乾かしてくれていた友人の奥さんに、「これは誰の曲なの?」って聞いたら、「JUJUさんです」って。初めて彼女の名前を知ることになりました。

その日は、とても嬉しいことに、友人が帰り際「はい、これ」って何かを手渡してくれたので、「え?これなに」って言って開けてみたら、なんと先ほどかかっていたJUJUさんのCD「DELICIOUS」だったんですね。

あれから、CDを何回か聴いたけれども、すっと心に入ってくるのね、JUJUさんの曲っていうのは。


それから彼女自身にも興味を持ちました。

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音楽でも、絵でもなんでもそうなんですけれど、そこに歌われているのは、人の心。
そこに詞がつけられている曲ならば、僕はいつでも、まず「言葉ありき」で聴いてしまいます。


今朝、聴いてた、「奇跡を望むなら...」というこの曲も、僕にとっては初めての曲だったけれど、心を目覚めさせてくれるような美しい曲で、そこで歌われる詞もとても素敵でした。生きる事の寂しさと、それを笑顔で越えていく勇気。彼女自身がどうやって生きて来たか心に伝わってくるようでした。

時には誰でも、ふとした寂しさを感じることがあると思います
そんな皆さんも一度、聴いてみていただきたいと思います。
きっと勇気をもらえるはずです。


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そういえば、昨日、10年ぶりに、私がかけだしの頃、占いを観ていたお客さんに、街でばったり会いました。


「この十年、本当につらかった。それでも、あなたが言ってくれた、あの青空だけを信じてここまでやってきたの」


そう語る彼女の目には、生きる力がみなぎっていてね、かつとてもおだやかで。

あの時よりも、確実に何かが「良く」なっている。それは、ぱっと見ただけでは分かりにくいかもしれないけれど、覚悟とでもいうのかな…。時を隔て、重ねられた、生きる賢さが、目の前に生きていらしたんですね。

そこで立ち話していたのは、ほんの数分だったけれど、彼女の心は、そう、まるでこの歌の歌詞のようでした。繰り返し僕に「ありがとう」と言っていた彼女に、私は人としての誇りと尊厳と勇気と賢さを見つけたんです。


夢千代


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